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公開:2007/10/13 /更新:2007/10/17

ドアスコープで魚眼撮影(その2)

 先日のドアスコープで魚眼撮影(その1)に続いて、新たに魚眼アダプターを作りました。
 デジカメとあそぼう>フィットの180°ドアスコープ などを見て、 フィット社製の高性能ドアスコープ を知りました。このレンズを使って魚眼コンバータを作れば、画質の良い超広角撮影ができるのではないかと思い、入手してみました。
 ※このフィットさんでは、 「魚露目8号」 という商品名で、コンパクトデジカメ用魚眼コンバージョンレンズの販売もしています。



 左の写真は、高解像度ドアスコープのパッケージ。その辺のホームセンターに置いてある安いドアスコープとは、まず大きさ(太さ)が違います。
 
 右上の写真は、ドアスコープ固定用の外筒を外したところ。内筒の外径で約18mm、外筒の外径が約20mmあります。
 
 右下の写真は、普通の安いドアスコープとの大きさの比較。レンズも約15mmと大きめで、しかもマルチコートがされていて、カメラ・モニター撮影用のレンズとしても使えるように考えられています。これは期待ができます。


 コンパクトデジカメのレンズ前に固定するために工夫をします。使用するデジカメに28mm径のフィルター枠があるので、これを利用できるようにします。
 まず、外筒に紙テープを巻いて、直径が25mm程度になるようにしました。


 手持ちのKenko製のFS-28アダプターに外筒を固定して、ドアスコープをねじ込むと完成です。
 これで直径28mmのフィルター枠にねじ込めます。


 デジカメに装着したところ。うまくフィットしてるでしょ・・・?
 液晶モニターで、円周魚眼の撮影ができることを確認。さて、何を撮影しようか。


 窓際のツユクサの葉を撮ってみました。
 明らかに 普通のドアスコープで作った魚眼アダプターで撮影 したものより画質が良いです。画角も広いですね。
 
 鏡筒内の迷光対策もちゃんとされていて、逆光でも白っぽい画像にならずにきれいに写ります。


 送電線の鉄塔です。鉄塔のすぐ近くで見上げるように撮った写真ですが、周囲の水田も写ります。青空もきれいです。遠近感が強調されるので、すごく奥行き感のある面白い風景写真が撮影できます。
 周辺部のピントはどうしても合わないので、明るいときはできるだけ絞り込んで撮影する方が良いです。


 家庭菜園のトマトを撮ってみました。円周魚眼で撮ると、小さなトマトの実も迫力がでますね。
 
 ドアスコープとしては高級品ですが、コンデジ用の魚眼アダプターと考えれば安いものです。簡単な工作でコンデジ用に利用できますし、面白いレンズだと思いました。
 
<参考>ドアスコープ UWC-1628 5,040円+送料
・・・魚露目8号と型番が同じなんですね。同じレンズなんでしょうね。



 その後の改良です。
 紙テープの外周に黒い樹脂製テープを巻き付けて、見栄えを良くしました。
 さらに、FS-28アダプタのネジ(←M2mmネジ)を小さな頭のネジに変えました。
 椅子など足先に付ける四角いゴム製のカバーを切って、レンズキャップ代わりにしています。


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