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水滴で顕微鏡

レーウェンフックの顕微鏡のページでは、ガラス玉を使って単式顕微鏡をいろいろ作りましたが、もっとお手軽には、水滴をレンズに使う方法があります。ガラス玉を入手する手間もかかりませんので、ぜひ一度試して「見て」ください。制作時間は約20分。


左:ペットボトルを利用した水滴顕微鏡、中:レンズの水滴、右:観察像(グミの葉の星状毛、染色されたプレパラート)

<用意するもの>
□ 水・・・1滴
□ つまようじ・・・1本
□ 角形の500mlペットボトル(ウーロン茶やアミノサプリ系のもの)・・・1本
□ はさみ・・・1本
□ カッターナイフか彫刻刀・・・1本
□ サランラップ・・・2cm×8cmほど
□ アルミホイル・・・3cm×4cmほど、照明用の反射板代わりです
□ 両面テープ・・・15cmほど
□ 紙・・・2cm×4cmほど
□ 黒いマジック・・・1本
□ ダンボール・・・ハガキくらい


<作り方>写真や図を見て、考えてください。

●紙を黒く塗ります(直径1cmほどの円でよい)。塗った部分につまようじで小さい穴(ピンホール)をあけ、つまようじを回して「丸い穴」に仕上げます。突き抜いて直径2mmほどの穴になっても問題ありません。
●できあがったら、ラップの上に、直径2〜3mmくらいの水滴を作ります。つまようじの頭に水を付け、そっと水滴を載せるようにします。
●ペットボトルにネジを調節してだいたいのピント調整をしたら、レンズ支持側のペットボトルを軽く押して、微調整しながら覗きます。意外とよく見えることに驚くと思います。

<応用編>
水以外の液体でもレンズになるものがないかな?ということで、グリセリンをレンズにして試すと、非常によいです。水より粘性があるし、蒸発しにくいので、安定した観察ができます。屈折率も高いようで拡大率もアップしているようです。グリセリンは薬局で250円ほどで入手できます。もっと粘性の高い水飴や濃い砂糖水などでもよいかもしれません。(2005/3/23記)

<参考にしたサイト>

紙コップを利用した水滴顕微鏡づくり
http://www.ricen.hokkaido-c.ed.jp/33seibutsu/kyouzai/kyozai-index/kyozai-index.html
同上(PDFファイル版)

手づくり顕微鏡、レンズは水滴
http://www9.ocn.ne.jp/~nenosho/kenbikyou.htm
デザインがいい!

平成16年度夏休み:「水滴顕微鏡」報告
http://homepage3.nifty.com/open-lab/h16kaudou/h16natu-kenbikyou.html


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