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複式顕微鏡の自作(その2)

(2005/04/19公開、2005/05/04更新)

自作顕微鏡の2作目です。鏡筒の長さを13cmに小型化しました。また、鏡筒部を傾斜させて使えるようにデザインしました。
市販の鏡筒上下式顕微鏡の形にかなり近づきましたかね。
左の2枚の写真は、立体視できるように撮影しました(平行法でご覧下さい)。
1作目よりも木工がやや凝っていますが、鏡筒支持部や接眼レンズ部のパーツなどを替えて、簡略化しました。ステージはアーム部にL字形の金具でネジ留めしました。プレパラートを固定するクリップも、プラ板を切ってネジ留めしただけです。今回鏡筒支持に用いたパーツ(PJ-706)では、間に布など挟まなくても十分な摩擦があって、そのまま粗動装置として使えます。接眼レンズ部には、内キャップ(PJ-503)を使用して、鏡筒長を短くしました。土台とアーム部は、鬼目ナットとボルト(上の写真では、取っ手にノブスターを装着)でジョイントしました。


【材料】
<鏡筒部>
□ スペーシア・内キャップ(PJ-503)
□ スペーシア・パイプ(長さは7〜10cm程度)
□ 水栓ソケット13
□ 水栓バルブ13
□ 黒いプラ板(円形に切って、対物レンズに合った穴を開ける)
□ レンズ2種(対物用と接眼用、廃品カメラを分解して得た物)
□ 黒い画用紙少々(鏡筒内部の反射低減用)
□ 両面テープ(対物レンズの固定用)
□ プラスチック用ボンド(プラ板と水栓ソケットとの接着)
<鏡基部>
□ スペーシア・パーツ(PJ-706)
□ 1×4木材(長さ45cmほど)
□ 厚手のL型金具(ステージ支持用)
□ 鬼目ナット(φ6mm用)
□ 蝶ボルト(φ6mm、長さ4cm)
□ 木ねじ(板の厚さ程度の長さの物)×6本
□ 木ねじ(4cmの長さの物)
□ クリップ用のプラ板×2枚
<反射鏡部>
□ 鏡(100円の携帯用鏡をバラしたもの)
□ 角材(1.5cm角程度で長さ数cmほど)
□ 両面テープ少々
□ 薄手のL型金具
□ 木ねじ(板の厚さ程度の長さの物)×2本
<工具>
□ ノコギリ
□ ヤスリ
□ 電動ドリル(刃はφ3mmとφ6mmは欲しい)
□ +ドライバー



アーム部を土台から外して、鏡筒とステージのみでも、明るい方向へ向けて使えば、観察ができますので、さらにコンパクトにもできそうです。
反射鏡は、100円の携帯用手鏡をバラして、アルミ板棒と角材で脚を作りました。
ステージ上下式のデザインは、簡単な木工では難しいかな・・・。


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