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公開が遅くなったけど、4月中頃の観察例です。道端に咲いているタンポポの花粉を顕微鏡で見てみました。ぱっと見て、花の下のミドリの部分(総苞片と呼びます)が反り返っていないし、在来種のカンサイタンポポだろうと思って、写真を見せたら「最近はセイヨウタンポポとの雑種の可能性もあるから、花粉を見た方がいいよ」とアドバイスをいただいたから。そうか、雑種ができるのですね・・・。
見かけが在来のカンサイタンポポに見えたものは、花粉を確認したところ、花粉の大きさが均質で、在来種として良さそうでした。雑種と思われるものも少し離れた場所で見つけたので、ついでに観察したら、花粉の大きさが大小混じっているのが観察できました。
写真左:総苞片が反り返っていないですね。
右:花粉は大きさがほぼ均質です。きちんと減数分裂できている証拠か。セロハンテープに花粉を付けてスライドグラスに貼り付けて、そのまま観察しました。
写真左:総苞片の反り返り具合が中途半端です。
右:花粉。大きいのや小さいのが入り交じっています。
<参考になるサイト>
▼社団法人 大阪自然環境保全協会>タンポポ調査・近畿2005 活動記録No.5
公開:2007/05/16 /更新: