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洗濯槽のカビの観察例

最近、引っ越ししましたが、洗濯機は知人のお子さんがひとり暮らしをしていた時に使っていたという物を有り難くいただきました。しばらく気分良く使っていたのですが、海苔のようなものがよく洗濯物に付いているのが気になりました。ちょっと調べたら、洗濯機の洗濯槽には、黒カビなんかが住み着いていて、大繁殖したコロニーが洗濯時に剥がれて、洗濯物に付くことがあるみたいです。全然知らなかったのですが、こういうカビの中にはアレルギー源となるものもあるようで、洗濯槽クリーナーという専用の薬剤も市販されているのでした。でも、この洗濯槽クリーナー、カビをやっつけるということは、けっこう強烈な薬品のように思われます。使ってみるか、どうするか・・・。


 
 結局、洗濯槽クリーナーは使わずにカビ取りを行うことにしました。洗濯機の分解をやってみよう〜!というサイトを見つけたので、チャレンジしてみることにしたのです。工具も手持ちのドライバーとソケットレンチだけで済みました。洗濯機は初めて分解しましたが、意外と簡単な作りなんですね・・・。分解するのには時間はかかりませんでしたが、束子や古歯ブラシでのカビ取りを合わせると、約3時間がかかりました・・・。
 
写真左上:洗濯槽を外したところ、外槽の内側にもカビの膜?が・・・。
左下:取り外した洗濯槽内槽の様子。いやーすごいもんです。カビもしたたかですね。
中左:顕微鏡でカビの膜?を見たところ。なにやらツブツブが見えます。
中右:歯みがき上手で染色すると・・・、居ました糸状菌。これが黒カビ類なのかな。
右上下:クリーニング後です。疲れたけれど、キレイになった。これで気分良く洗濯できそうな気がします。



<参考になるサイト>

▼洗濯機の分解をやってみよう〜!
なんでも調べて見るモンですね。しかし詳しく手順を解説されています(商売大丈夫かな)。この業者は良心的な価格と思いますが、他の相場をいろいろ見ると、結構な作業料金みたいです。

▼衛生微生物研究センター
クロカビの拡大写真など

▼洗濯槽の正しい洗い方
私は結局、洗濯槽クリーナーは使わずにカビ取りを行うことにしましたので、試していませんが・・・。

▼洗濯機のカビから暮らしを考える
アトピーの原因の1つなんだそうです。大阪市立環境科学研究所主催の第4回くらしのサイエンス講演会の記録。プラスチックを多用する電化製品は、カビの巣になりやすいのですね。

▼合成洗剤全廃論
合成洗剤の功罪、かなりあるみたいですね。


公開:2005/03/05 /更新:

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