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真夏の庭先でよく見掛けるムクゲの花。ハイビスカスみたいで、きれいな花ですよね。1日だけ咲いて、すぐにしぼんでしまいます。咲き終わった花が地面にたくさん落ちていました。1つ拾って、さっそく顕微鏡観察。アオイ科の植物なので、花粉は観察しやすそうな気がします。
写真左:ムクゲ(木槿)の花。いろんな品種がありますが、一重咲きのタイプに雄しべがたくさんあります。八重咲きのタイプは、雄しべが花弁化していて、あまり花粉が取れませんよ。
中:花の縦断面。下部の雄しべのいくつかが、小さな花弁に変化しているのが分かるでしょうか。
右:花粉。トゲトゲです。大きい花粉なので、100〜200倍くらいで充分観察できますよ。
▼ムクゲ Hibiscus syriacus (アオイ科 ムクゲ属)
▼フヨウの花粉管
フヨウもムクゲとよく似たアオイ科の植物ですね。花粉管が複数伸びるのですね〜。ちょっとビックリです。どの花粉管にも核ってあるのでしょうかね???
公開:2005/08/18 /更新: