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しばらく使っていなかったカメラ用のテレコンアダプタを取り出したら、なんとレンズにカビが・・・・。やはりきちんと防カビ剤なんかを入れて、湿度の高くならない場所に保管しないといけませんね。反省。
しかし、せっかく生えたカビ君です。種類は分からないけれども、観察してみましょう。こういうレンズ表面に生えるようなカビは、空気中の水分を取り入れるために浸透圧調整能力が特殊なんだと以前に聞いたことがあります。詳しいことは知りませんが、一般的なカビの生える場所ではないし、変わった連中なのでしょう。
さて、観察しようと顕微鏡のステージに載せましたが、テレコン自体の厚みが大きすぎて、残念ながら実体顕微鏡での観察どまりになりました。
写真左:レンズの表面に綿くず状のカビが生えてしまいました・・・。
中:ルーペで拡大。キレイに放射状に生長しています。中心部には何か汚れが就いていたのかもしれません。
右:実体顕微鏡で拡大。菌糸はレンズの表面から浮いているところもありますが、ところどころでレンズに付着しています。付着部分では、コーティングがやられてしまっているかもしれません・・・。
さて、どうやってクリーニングしようか。レンズクリーニング用の溶液もありますが、唾液が有効との話しも聞いたことがあります。試してみようかな。
<参考になるサイト>
▼昭和中期の顕微鏡の世界(その6)スペアレンズの導入と予備機の再生
公開:2006/1115/ /更新: