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2005年10月15日、藤原京跡の広場でバッタ飛ばしのイベントを行った際、広場の横にあるアラカシなどが生えている林で、イボテングタケが生えていました。雨上がりで傘に艶があって、キレイなので写真を撮って、ついでに標本もすこし採ってきました。長いことテングタケと混同されてきたキノコですが、最近、別種と判り、区別されるようになりました。
写真左:発生地の様子。なかなか貫禄のあるキノコです。
中上:中くらいのキノコ。もっと大きくなることもあります。
中下:傘の下面にあるヒダから、先の細いピンセットでホンのひとかけらを千切って、スライドグラスに載せ、フロキシンなどを滴下して染色し、余分な染色液を濾紙片などで吸い取ってから、水で封入。カバーグラスをして、上から押しつぶします(押しつぶし法)。お手軽にはこんな方法でも観察は可能です。
右:担子器と担子胞子。4本の突起が生えている細胞(担子器とよばれる)から、胞子が形成されているのが見えました。
公開:2005/10/16 /更新: