●K-mal's HP >小さな世界を覗いてみよう >ルーペで見よう
更新:2007年8月30日
携帯ルーペはポケットに入れて、いつでもどこでも使えるのが良い点です。
8〜20倍の携帯ルーペは、レンズの直径がそんなに大きくありません。
レンズの直径は2cmもない場合が多いでしょう。
こういうルーペでは、虫メガネと同じように観察する物にレンズを近づけて遠くから眺める使い方をすると、視野が狭くてよく観察できません。
<手に持てる物を見るときの使い方>
たとえば、タンポポの綿毛をルーペで見るとき。
ルーペを持った手を頬に付けて、レンズを目の前に固定します。
もう一方の手でタンポポの綿毛を持って、レンズの前で前後に動かして、ピントを合わせます(倍率が高いほど、レンズに近づけないとピントが合いません)。
うつむいて観察するより、やや上を向くようにして、明るい空を背景にすると観察しやすいことがあります(ただし、太陽など強い光がレンズに入ると危険です)。
<参考になるサイト>
▼地衣類観察におけるルーペについて
http://home.hiroshima-u.ac.jp/lichen/trend/loupe.html
■携帯ルーペ
宝石の鑑定用などとして販売されています。レンズとカバーが一体となっていて、レンズを回出して使うタイプが多いです。自然観察する人は持っていると役に立つと思います。レンズ構成が2枚の安価な製品はホームセンターなどでも置いていますが、一流メーカーの製品でレンズ構成が3枚以上のものなどは、メガネ屋などで取り寄せになるでしょうか。良いものは数千円以上しますが、大事に使えば一生使えます。インターネットの通信販売を利用するのも入手方法のひとつです。
■卓上ルーペ(置き型ルーペ)
卓上に置いて使うための台付きのルーペ。台を置く面にピントが合うようにできています。スライド写真のチェック用などに使うので、カメラ用品店などにいろんな製品が売っています。100円ショップでも1枚レンズのものが売られているけれど、あれは台付き虫メガネ。
■虫メガネ
1枚の凸レンズに取ってを付けたもの。倍率は2〜3倍程度。子供が最初に遊ぶ光学製品として最適!
デジカメのレンズの前に、虫メガネやルーペを当ててやると、手軽にクローズアップ撮影ができます。ルーペは手でもっているとぐらついて使いにくいので、工夫してレンズ前に固定するとよいと思います。ビニルテープで留めたり、フィルムケースを切ったパイプで固定する方法もあります。
ズーム付きのデジカメなら、望遠側で使うといいと思います。倍率の高いルーペの場合、かなり近づかないとピントが合いません。暗くなる場合は、懐中電灯などを補助照明に使うといいと思います。
また、顕微鏡や天体望遠鏡の接眼レンズ(負のレンズは不可)を使う方法もあります。
<参考になるサイト>
▼クローズアップレンズによる撮影
http://park18.wakwak.com/~fungiman/urayama/photogr5.htm
顕微鏡の接眼レンズのスリーブを外したものが、拡大撮影用のアダプタになるのですね。安いルーペよりも高性能なものができるようです。
ニコンのデジカメCoolpixシリーズのいくつかを接写用に使っていますが、レンズのすぐ先まで近づくと、照明が難しい場合が多々あります。そんな場合に一眼レフなんかでは、リングストロボというのを使ったりしますが、コンパクトデジカメにはあまりこういうアクセサリは無いのです。
Coolpixシリーズ用には以前、マクロクールライトというのが販売されていたのですが、今は生産中止です。LEDをリング状に配置した接写用の照明装置です。今は入手は困難みたいです。
で、最近、SONYからこれとよく似た製品が発売されているのを知りました。
▼ソニー サイバーショット用 リングライト HVL-RLS
サイバーショット用 だけど、たぶん使えるだろうと思い、ちょっと高いけど注文しました。しかし、そのままではCoolpixに使えないことが判明・・・。でも、即席でアダプタを自作して、なんとか使えるようになりました。
このリングライト、ニコンのと違って、単4電池2本で使えるし、LEDの数も多いのがいいところ。リコーのデジカメG4Wideにはそのままで使用できましたし、汎用性は高いです。オススメです。
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